(消防訓練)南海トラフ地震とシェイクアウト訓練

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防災の日

9月1日は、みなさまご存知のとおり「防災の日」です。
夏の暑さがひと段落、新学期も始まって、気持ちも新たになったこの日を境にして世間の防災意識が高まります。

大正12年の関東大震災にちなんだこの日には、各地でさまざまな防災行事が行われます。
 
シェイクアウト訓練もそのひとつ。

シェイクアウト訓練とは、地震のときに安全を確保するための動きを身につける「大規模な防災訓練」のことです。
  
いろんな場所でいろんな人が同時に訓練行動をやります。
 
まずやるのは、次の3つの行動。

  1. 低い姿勢をとる
  2. 頭を守る
  3. 動かない

シェイクアウト訓練に参加する

イグジットの所在地である大分市でもシェイクアウト訓練が行われました。
  
訓練開始の午前11:45、地域のスピーカーからサイレンが聞こえてきました。
 
さっそく机の下にもぐります。

イグジットでは、高さが1mほどあるスタンディングデスクを使っているので、もぐりこむのは簡単。体のカタい人もラクチンです。

もぐりこむのは簡単ですが、高さのせいで簡単に揺れます。
机の脚をしっかり押さえておかなければなりません。
  
机の下で揺れのシミュレーションをします。
資料や機材を収めている、高さ2mの金属製の棚は確実に倒れてきそうです。
天井の蛍光灯は外れたりたわんだりして割れ、あたりに破片が散らばります。

重さ72kgのコピー機は、足を固定していますがどれくらい動くでしょうか。

どれを考えても怖いばかり。

南海トラフ地震を体験する

体験型の防災センターで、南海トラフ地震による揺れを体験したことがあります。
 
想定されているのはマグニチュード8.4、震度6以上。
揺れる時間は約1分間。
  
揺れている1分間はとてつもなく長く感じられました。
体験だから「もうすぐ終わる」と思えますが、本当の地震だったらいつおさまるかなんて見当もつきません。
築15年木造2階建ての我が家は、この強さでこれだけ揺れたら崩れてしまうでしょう。
 
もうダメだ。こりゃダメだ。
 
こんな大きな地震に対して、いったいなにができるというのでしょうか。
ヘルメットを買ったってダメ。非常食をためこんどいたってダメ。消火器の使い方なんてマスターしたってダメ。
 
今やっている、すべての備えが崩れ去っていく気がしました。

考えればキリがないけど

こうなったらもう死ぬ覚悟をしなければなりません。
そりゃもちろん、できれば生き抜きたいですが、巨大地震に対しては生きてれば儲けもんぐらいの気持ちでいたほうがいいのかも。
 
「死ぬ覚悟」だなんて、お客様に提供する消防訓練の場では言わないことですけど、リアルな訓練を体験するたびに思います。
 
今日一日を悔いのないように、一生懸命生きて行こう。

以上、「消防設備コレクター」よっしーでした!

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