避難のときは、ベランダ(バルコニー)のパーテーション(仕切り板)を破って!

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消防設備点検チラシ(メルすみごこち事務所)1こんにちは、賃貸マンション・貸しビルコンサルタントの深山(みやま)です。

当たり前のようで意外と知られていない「お隣の部屋が見えないように仕切られたベランダ(バルコニー)の壁」。
業界用語で「隔壁版」とか「仕切り板」「パーテーション」と呼んでいます。

当社の総務スタッフに聞いてみると、

「境界壁ですかね~」
「カベ、でしょ」

え~っ防火管理者の仕事をしていながら、自分の住まいの「仕切り壁」がキックで敗れることを知らなかったなんて!

家の中で火災が起こったら、2方向避難!つまり、「玄関から」と「ベランダ(バルコニー)から」の2つの避難経路があるのに、ひとつを正確に理解していない!!
火災になったらベランダから飛び降りればよい、と言う発想で、まさか横のお宅に逃げ込むことができるなんて知らなかった!と。1階・2階建てに住んでいれば、それはそれで良いのですが、、

この仕切り板(隔壁版・パーテーション)は、普段の平和な時はプライバシーの確保を、そして火災事故等の発生時は避難経路の確保を目的としていることから、「簡単に破れること」と「台風などの強風でも破損しにくいこと」の両方が求められます。

そこでこの両方を満たす材質は、主に

●けい酸カルシウム板(いわゆるケイカル板)
●フレキシブル板(いわゆるフレキ板)

が使われています。キックで簡単に破れます。

緊急時にはためらわず、仕切り板を破って隣室へ逃げ込んで下さい。

◆自分のベランダ(バルコニー)で、仕切り板付近に物置など重量物を置くと、お互いに火災時に逃げられなくなります。
物を置かないでくださいね!

《オーナー財産の長寿命化と 不動産価値の向上を!》

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