こんにちは、賃貸マンション・貸しビルコンサルタントの深山(みやま)です。
昨日、ある建物管理会社の担当者から、
[防火管理者の請負って、良くそこまで実績残していますね。他社とはどうやって差別化しているのですか?]
という質問を受けました。
そもそも防火管理者は[請負]ではなく[委託]なのですが、そこは置いておいて。
他社との差別化は、まったくしていません。
というより、防火管理者を建物オーナーに代わって真面目にやっている会社を知りません。
名義貸しだけで安く請け負い建物の点検や見回りをまったくしていない業者やマンション管理士の話がたまに入ってきますが、眼中にありません。
もっというと、真面目にやっている業者がいても、差別化を考えることはありません。
あえて言うなら、昨日の自社よりも品質を高めるための積み重ねが、結果的に防火管理者業務の差別化につながるのかもしれません。
実際に消防法に規定された防火管理者の業務を着実に行うことが第一です。
防火管理者を請け負うにあたり、業務をきちんと履行しなければ、[そんないい加減な防火管理者を[安いという理由で]雇って、いい加減な防火管理をしていた]という理由で、最終的な責任はすべて建物オーナーが被ることになるのです。
なので、他社との差別化云々よりもまず、自社がプロとして建物オーナーを守ることができているか、という観点で必要な業務をひとつずつ履行することが、最も重要なのです。
派手な花火はいらないんです。
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