防火管理者のこづっきです。
神奈川県にあるマンモス団地。
都内からそれほど離れていない場所でありながら、緑あふれる緩やかな丘陵にそびえたつ団地群は、さながら地中海の白に統一された街並みの様相で、「いったいどれだけの人が共に暮らしているのだろうか」と想いを寄せたところで想像もつきません。
さて今回は、私たちが防火管理者に選任されてから初めての消防訓練となるんですが、今まで多くの消防訓練を経験した私でも驚いてしまいました。
驚きポイント①「参加者の意識の高さ」
今回は広く参加者を募集するのではなく、理事会メンバー等の団地のリーダーたる主要なメンバー40人くらいで実施しましたが、集合時間10分前にはほぼ全員が集合場所に揃うという素晴らしいものでした。
一方で、当社といえば…30分前には3人のスタッフ全員が現場近くに到着していたものの、連携の悪さから集合場所への到着が遅れてしまいました。申し訳ありません。
驚きポイント②「仕切りのすばらしさ」
団地内には防火防災を専門として取り組む一般社団法人がありますが、この一社さんの仕切りがとにかく素晴らしい。
2班に分かれて実施される避難訓練では「はい、じゃ、A班の班長は、そうだなぁ、、、○○さんお願いします!△△さんはフォローね!」と、反論の余地もない堂々たる仕切りに、一種の清々しさを感じました。
驚きポイント③「積極的に参加する姿勢」
訓練専用の水消火器を6台持参して、消火訓練を実施しました。
他の物件では「消火器の実射を体験したい人?」と尋ねても、誰も手を挙げないことが多いのが現状ですが、こちらの団地では全員が実射体験を希望しました。念のため、水消火器を多く持ってきてよかったです。
また、消火訓練の終了時には、
「消火器は自宅にあったほうがいいのでしょうか、どこに売ってますか?」
「どれくらいの火災となったら、消火器を使わずに逃げるべきなんでしょうか?」
「消火器の放射距離は、どの消火器でも一緒なんでしょうか?」
など、多くの質問が寄せられました。
千葉の地元消防団で活躍する本社スタッフが同行していたので全て答えることができましたが、矢継ぎ早に繰り出させる質問の様子から、さらなる社内教育の必要性を感じてしまいました。
今回の消防訓練は、お客様の意向を汲んで「団地のリーダーたちに密度の濃い訓練」を実施しましたが、次回以降の訓練で住人を対象に広く参加者を募った場合、一体何人が集まるのでしょうか…。
一社さんにこっそり聞いてみましたが、例年100人以上は集まるようです(汗)
私も消防団に入ろうかな。
団地の防火管理者の外部委託もメルすみごこち事務所におまかせください!