※2021年3月現在、消防訓練を再開しています。
代表で防火管理者の深山(みやま)です。当社オフィシャルサイトにて、3月1日よりしばらくの間、消防訓練の中止を発表しました。
※[お知らせ・4/10まで]コロナウイルス対策としての業務対応について
消防訓練の実施は消防法に定められた義務であり、消防計画でも実施することを明記しています。
また本質的にも、建物の居住者やテナント従業員等に「いざというときの備え」を体で覚えていただくために、定期的に行い理解を深めていただくことには意義があります。
とはいえ、この時期に消防訓練を実施することは、参加者の体調への配慮が足りないということになり、そもそもこの時期に不特定多数が集まる可能性のある消防訓練に参加する人はいないと考えられます。
法律で定期的な実施が義務付けられているとしても、誰も来ないことがわかっている訓練を開くことは本質的ではありませんし、そこまでしてスタッフに仕事を強要させるのは本意ではありません。
そこで社内で議論した結果、3月(状況に応じて4月以降も)の消防訓練は中止し、消防訓練の未実施を補うための代替措置を取ることとし、社内スタッフにはクライアントだけでなく管轄の消防署へもこの旨を連絡してもらうことにしました。
各所への連絡と言っても、1ヶ月当たり約60件の消防訓練を行っているため、スタッフの連絡対応も大変でしたが、一日強ですべてやりきってくれました。
ところで、消防訓練の中止で一番気になったのは管轄消防署の回答です。消防署に「消防訓練をやらないのは消防法の不遵守だ」と指摘されるとつらい。
しかし全消防署から「代替措置への置き換え提案を含めた消防訓練の中止」についてOKをいただくことができました。ご理解をいただき、ありがたいことです。消防もコロナウイルス対策で駆け回っているのかもしれませんね。本当にお疲れさまです。
ということで、コロナウイルス対策で消防訓練を中止させていただきます。