賃貸マンションで、廊下や踊り場に多数の自転車が放置されていたら、単純に「モラル低い!」「借りたくない」「引っ越したくない」と私は思います。
モラルや美観もそうですが、僕達の仕事である「防火管理」の上でも、廊下や踊り場などの共用部=消防法上の避難経路に自転車が放置されることはNGです。
居住者にもちろん理由がありますが、これを取り締まろうとしない建物オーナーにも原因があります。
これで万が一火災事故が起こって人名に万が一のことがあったら、責任を取るのは建物オーナーであることを、意外とオーナーは知りません。
厳しく取り締まりを。
この写真の物件は当社の防火管理者引受け先ではありませんが、もしこの状態で建物オーナーや管理会社から外部委託の依頼があったら、自転車対策の提案にオーナーの姿勢が前向きでなければ引き受けません。
防火管理は、防火管理者と居住者、として建物オーナーの協力なくして成り立ちません。
リスクが高く、その高いリスクを低減する気持ちのないオーナーの建物の防火管理者を引き受けることは、当社にとってもリスクなのです。
せっかくコツコツと積み上げてきたこの業務。オーナーと心中したくありません。