なんと幕張メッセの防火管理者!
防火管理者の外部委託の仕事をしていると、マンションやビル以外にもいろんな建物から相談があります。
今回のご相談は、イベントホールの防火管理者の外部委託でした。
それもなんと、幕張メッセです。
東京ビッグサイトと並ぶ、日本最大級のイベント会場です。
幕張メッセで開催されるイベント期間中に限定でホールに防火管理者を立て、
期間中においてイベント会場利用者の安全を守ることが求められます。
イベント会場(ホール)での防火管理者の業務とは?
googleで「幕張メッセ 防火管理者」で検索したところ、
幕張イベントホーム(メッセ)利用マニュアルがオープンになっていました。
この中で防火管理(厳密には防火責任者)の仕事として、次の業務が記されています。(一部割愛)
◯自主防火管理
幕張メッセでは、会場内における災害の未然防止と来場者の安全確保をはかるため、自主防火管理体制をとるとともに、施設利用にあたっての防災指針を定めております。
利用者は防災指針を遵守し、併せて出展者等関係者への周知徹底をお願いします。
◯防火責任者
催物にかかわる防火責任者を選任し、利用当施設防火管理者並びに管轄消防署への届出が必要です。
防火責任者は、利用期間中常駐し責任を持って利用施設の火災予防に努めるとともに、特に終業時の火元点検を確実に行ってください。
利用者側事務局に防火管理の資格を有する方がいない場合は、関係者に防火責任者を委任されてもかまいません。
◯自衛消防隊
幕張メッセでは、自衛消防隊を設置して非常時に備えています。利用者においても、催物の規模に応じて独自の自衛消防隊を組織し、災害発生時には幕張メッセ自衛消防隊の指揮のもとに、通報連絡・避難誘導・初期消火・救護等の任務を遂行していただきます。
◯火気(裸火)の使用
イベントホールでの火気の使用は原則として禁止していますが、火気を使用する必要のあるときは、防災指針に記載された使用条件により管轄消防署の承認を得たものに限り使用することができます。
◯危険物品持込み
危険物品の持ち込みは原則として禁止していますが、展示上及び演出効果上必要な場合は、防災指針に記載された条件により、管轄消防署より承認を得て必要最小限の範囲で持ち込むことができます。
◯喫煙所の設置
当施設内は、健康増進法第25条による受動喫煙防止の措置がとられる場合などを除き、禁煙とします。
喫煙所を設置する場合は、別添防災指針を遵守してください。
以上です。
イベント主催者と打ち合わせを行い、管轄の消防署へ届け出して、当日はスタッフが張り付きます。
華やかなイベントの影で安全を支える。
すごく意義ある仕事じゃないですか!
この仕事を立ち上げて、本当に良かった。
《オーナー財産の長寿命化と 不動産価値の向上を!》