[こづっき]辞めたくてもやめられない(名義貸しと解任届) | 防火管理者(統括防火管理者)・防火管理技能者の外部委託_メルすみごこち事務所

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消防設備コレクターが教える、消火にまつわる消化のいい話

[こづっき]辞めたくてもやめられない(名義貸しと解任届)

2019年05月21日

雑居ビルの統括防火管理者を引き受けたのですが


こづっきです。都内のビル管理会社からの相談で、東京は外国人観光客で賑わうアメ横にほど近いビルの防火管理者・統括防火管理者の外部委託を受託することになりました。建物オーナーが外国の方で日本に常駐せず日本語もわからず、管理会社も防火管理者業務はリスクが高く引き受けられないとの理由で、当社をネットで探してくださいました。

所轄の消防署からも防火管理者の早期選任を督促されていました。
統括防火管理者として選任届を届け出るためには、ビルに入居するテナントの情報を一緒に提出する必要がありましたが、管理会社からなかなか送られてきません。
それでも1か月程度待ってテナント情報が入手できたので、消防署予防課へ持ち込み、無事に受理頂きました。

「よし、これから日常の防火管理をしっかりやろう」と仲間と現場の引継ぎや点検スタッフの調整をしていると、所轄消防署の「査察課」から「査察を行いたい」と連絡がありました。
防火管理者を受任してすぐの査察は珍しいので、何か建物に問題があるのかな、と訝しく思いながら日程を調整していると、今度は管理会社から「うちはあの雑居ビルの建物管理業務を終了した。申し訳ない」と連絡が入るではありませんか。

こづっき、困惑。

管理会社から事情を聴くと、どうやらこの外国人の建物オーナーが法令を遵守することの意識が低く、管理委託料のコストダウンばかり主張するので、もう付き合えないと建物の管理委託契約を解除することにした、というのです。

当社を防火管理者として推薦して申し訳なかったとお詫びがありました。この建物管理会社は信頼できるところでしたので、オタクが辞めるならうちも、と当社の防火管理者・統括防火管理者委託も終了する旨を伝えました。契約、即解約です。

解任届が作れない場合はどうする?

そこで、当社が防火管理者から降りるための解任届を作成しました。届出する当事者はあくまで「建物管理者」つまり建物オーナーですので、こづっきはオーナーが署名押印するだけで済むようにお膳立てしました。

しかし建物オーナーから書面が戻ってきません。
管理会社を通じて何度も解任届を戻すように依頼しましたが、戻ってきません。

このままですと、当社は仕事を降りたにもかかわらず、防火管理者としての登録が消防署に残ったまま(名義貸し状態)では責任が継続することになり、非常に大きなリスクを背負い続けてしまいます。
特にこちらのビルは火災リスクの高そうな業務を営むテナントが数件、日本語が通じなそうなテナントもあり、特に統括防火管理者として残り続けるにはリスクが高すぎます。

そこで所轄の消防署へ泣きつきに(いや相談に)行きました。ここまでの経緯を説明すると、担当の方から「その場合の処理はありません。建物オーナーから次の防火管理者や統括防火管理者の選任届が届出されるときにオタクの解任処理をしておきます。そのことを記録に残しておきますね。」
との配慮ある、ありがたい回答をいただきました。
これで万が一ビルで火災が起こっても当社の責任は免れます。

もちろん当社でも「●月●日に●●消防署 予防課の●●さんから回答をいただいた」旨を記録として保管しておきます。防火管理は本当にリスクを抱えながらの仕事なので、自衛もしっかりしなければなりません。

この後、査察課の担当者に「当社がもう査察に伺えない」旨、事情を話しました。管理会社もいませんし建物オーナーは外国の方で、このビルは本当に大丈夫なのだろうか?と担当者の方と話しました。まずはこのオーナーが法令順守の意識を持ち、日本の国内法を理解し、新しい建物管理会社を雇い、良い防火管理者を立ててしっかりと日常防火をスタートしてもらいたいと願いつつ。
(こづっき)

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