入居するテナントの防火管理者の選任で困っていませんか?低価格でプロに任せる方法
当社では【建物+テナント向け防火管理者外部委託サービス】をご提供しており、建物共用部の防火管理者業務を受託している物件に入居するテナントの防火管理者業務もあわせて受託しています。
このサービスでは、防火管理者に必要とされる、消防計画の届出、消防訓練の実施、日常の防火点検を建物共用部と同様にテナント専有部においても包括的にサポートしており、テナント従業員や建物利用者の皆様の安心・安全の確保に貢献しています。
本サービスの最大の特徴は、建物とセットでご契約いただくことで、入居テナントは月額1,500円~(税抜)というリーズナブルな価格で、防火管理者の選任をプロに委託できる点です(※料金は2025年7月現在)。なお、テナント単独でお申し込みいただく場合は月額9,800円~(税抜)となります。そのため、建物全体でのご契約をいただくことで、よりコストメリットの高い、非常に利用しやすいサービスではないかと考えています。
なぜ、低価格が実現できているのかについては、以下の2点の理由からです。
- 建物共用部の防火管理者業務とセットである
- 防火チェック表をテナントに運用していただく
まず、建物共用部とセットでご契約いただくことで料金を抑えられる理由は、毎月実施する巡回防火点検を建物とテナントで同時に行える点にあります。当社サービスの最大の特徴は、防火管理者の責務である「日常の防火管理業務」の一環として、毎月契約物件にスタッフが訪問し、防火管理に特化した点検を実施していることです。
本来、当社スタッフが毎月現場へ赴くこと自体、それなりのコストが発生するものですが、本サービスでは建物の防火管理業務に併せてテナントのチェックも同時に行えるため、効率的に業務を実施でき、リーズナブルな料金設定を実現しています。
次に、「防火チェック表」の運用についてですが、これはわかりやすく例えるなら、ホテルや複合ビルのトイレに貼られている清掃チェック表のようなものです。東京消防庁のホームページで公開されている消防計画の見本に含まれる自主検査チェック表を参考に、テナントのスタッフの方に日々防火に関する項目をチェックしていただき、建物点検時に当社スタッフがこのチェックシートを回収するとともに、テナント内の防火管理状況を確認させていただく仕組みです。
この取り組みにより、テナント従業員の皆様に日頃から防火管理の意識を持っていただくことができるとともに、当社が定期的にチェックを行うことで、適切な防火管理体制が維持されているかを継続的に確認できる仕組みとなっています。
《出典》東京消防庁
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/index.html

テナントの安心・安全運営を支える「防火チェック表運用」のお願い
前述の通り、当社が提供する【建物+テナント向け防火管理者外部委託サービス】では、テナントスタッフの皆様ご自身による防火チェック表の記入・提出をお願いしております。これは、火災リスクの低減や災害時の被害最小化のために重要な取り組みであると同時に、消防法に基づく適法な運営を行うためにも必要不可欠なものです。
一方で、本契約を当社に委託いただいているテナントの中には、本取り組みの趣旨がスタッフ全員に十分周知されておらず、当社の点検スタッフが訪問した際に、防火チェック表の存在自体を把握していない、あるいは対応できる方が不在といった理由で、十分な点検業務が実施できないケースが見受けられます。
このような場合、防火管理者としての責務が十分に果たされているとは言えません。つきましては、スタッフの皆様全員に対し、防火管理への取り組みや防火チェック表の運用について、改めて周知いただきますようお願いいたします。なお、テナントスタッフの方々への周知にあたっては、以下の点にご留意いただくと、より理解が深まるものと考えますので、ご参考ください。
- 防火管理は法令で義務付けられているものであり、お客様およびスタッフの安全確保のためにも不可欠な取り組みであること。
- 防火チェック表の記入・運用は、消防署の指導に基づいた管理手法であり、日々継続して実施することで、スタッフ一人ひとりの防火管理への意識向上につながること。
- 当社スタッフによる点検は、音の出る作業はなく、巡回自体も短時間で完了するものであること。
以上の点をご参考に、スタッフの皆様へのスムーズな周知・ご説明を進めていただければと考えております。不明点がありましたら、いつでも当社までご相談ください。
