2022年の新語、「タイパ」とは
『三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2022」』の大賞に、時間効率、時間対効果を表す「タイパ」(タイムパフォーマンスの略語)が選ばれました。
「タイムパフォーマンス」という言葉自体は、ビジネスシーンにおいて稀に使用することもありましたが、「タイパ」という略語が時代をつかさどるキーワードとして注目を集めることになるとは考えてもいませんでした。
よくよく考えてみれば、動画再生の倍速機能、本や映画の要約コンテンツの充実など、限られた時間内で効率的にサービスを享受する仕組みであふれているのが現代社会ともいえます。そのため、生まれながらにしてデジタルネイティブであるℤ世代にとっては「最小の労力で最大の効果を得る=タイパ」を意識することが当然の価値観として備わっているようです。
タイパが重視される世界では、コストを「お金」と考えずに「時間」と捉えるため、「安くて良いモノ(=コストパフォーマンス)」よりも、「多少高くても時間的価値を上げてくれるモノ」に価値を感じるようになります。
そういえば先日、全国旅行支援を利用してUSJに行ってきましたが、ℤ世代ではない私でさえ、タイパの代名詞ともいえる「ユニバーサル・エクスプレス・パス(人気アトラクションに並ばずに乗れるチケット)」を活用しました。
このパスを購入したことで、高額な入場料の他に1人あたり1万円強のコスト増と、懐に激震が走りますが、人気アトラクションでは当たり前となっている1時間や2時間待ちといった行列に並ぶことなく楽しめるため、めったにUSJに行かない旅行者やタイパを重視する者にとって「購入しない」という選択肢はありません。
店舗やテナントの「タイパ」に「防火管理者の外部委託」を
店舗やテナント(建物の一部を賃借して利用)には、様々な課題が存在していると思いますが、それは防火管理においても例外ではありません。
防火管理者の選任を必要とされる場面において、次のような悩みを抱えている店舗やテナントも多いのではないでしょうか。
- 本業へ特化してもらうために従業員への防火管理の負担を軽減したい
- 従業員に日本語の読み書きが困難な外国人の割合が多い
- 複数の店舗や事務所を借りた多店舗展開で、人事異動とともに防火管理者の変更が多い
- 従業員のほとんどがアルバイト・パート社員や業務委託者で、防火管理業務の選任や定着が難しい
- 複数の店舗をエリア担当者が巡回しているものの、防火管理のチェックや消防訓練にまで手が回らない
当社では、これらの悩みを解決するため、テナントの防火管理者外部委託を承っており、全国チェーン店を含む、多くの企業からご依頼をいただいています。
店舗やテナントの防火管理者を当社に依頼するメリットは次の3点です。
- 防火管理者や統括防火管理者のなり手不足を解消し、法令を遵守することができる
- 防火管理業務に関わる負担を削減できる
- 消防計画の作成から、防火・防災に関する啓蒙活動まで、実務を伴った防火管理を行うことができる
当社の防火管理者外部委託サービスをご活用いただくことで、防火管理者や統括防火管理者を募集する手間が省け、消防署の査察(立入検査)対応等の負担を軽減することができます。
社員などスタッフの異動や退職に伴い、管轄の消防署へ書面を届け出たり、新たなスタッフへ防火管理者講習を受けさせたり、防火に関する教育研修を行うなど、重要ではあるが本業とは異なり直接利益を生まない防火管理に関する業務は当社へご依頼いただき、タスクから外してください。
「法令を遵守しつつ、従業員が本業に集中できる時間をつくることができる」
それは、まさに現代に求められる価値観、タイパ重視への一歩ではないでしょうか。