問題です。使用できない消火器はどれでしょう?
一番右の、てっぺんの輪っかのない消火器だ!!!
ブブーっ残念!
一番目立つ、てっぺんの部品(黄色い安全ピン)がないので、これが使えない消火器と誤解されるのですが、この黄色い安全ピンは、消火器レバーの固定ロックです。
このロックを外すとレバーを動かせる(握ることで粉末が発射される)ようになります。
ですからむしろ、右側の消火器は「ロック解除された状態て今すぐ使える」
つまり臨戦態勢である、と言えます。
※過去ブログ「慌てない!消火器のピンが抜けた時の対処方法」はこちら!
正解は、真ん中の消火器です。
なぜ真ん中の消火器が使えない!?見分けるポイント
使用できる消火器かどうかを見分けるポイントは、ズバリ「封印」です。
未使用の消火器にはカワイイ封印が付いているではないですか!
消火器を使う際は、①黄色い安全ピンを外して、②レバーを握って発射します。
この②レバーを握るときに、封印が外れます。
黄色いピンは、レバーを握って発射せずに戻せば良いですが、封印は一度取れると元に戻せません。
未使用の消火器と使用済み消火器 おさらい
もう一度、最初の画像を見てみましょう。
見分けるポイントは封印です。
両端の消火器には、それぞれ「使用可」と「封」の『封印』があります。
真ん中の消火器には『封印』がありません。
封印がないということは、この消火器は一度レバーを握ってしまって中身がカラッポということ(つまり使用済み)です。
イザというときに使えない、役立たずな消火器だということです。
封印のない消火器は、急いで新しいものに取りかえましょう。
以上、「消防設備コレクター」よっしーでした!
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