こんにちは、賃貸マンション・貸しビル運営コンサルタントの深山(みやま)です。
賃貸マンションの入居者や貸しビルのテナント用の駐車場で、その区画の幅が狭く、クルマが並んで駐車していると、乗り込むときのドアの開け閉めだけでも苦労することがあります。
ましてや、隣のクルマのサイドミラーが畳まれていないと、ドアにたどり着くだけでもきつい時があります。
賃貸オーナーは自分で駐車場を利用していないので、そのことに気が付きませんが、借主は気になりますし、隣の車両に結構ストレスです。
「隣のクルマのサイドミラーが邪魔で迷惑なので、折りたたむよう注意してほしい」
などと、隣のクルマの持ち主から、賃貸管理会社へ連絡が来ることもあるでしょう。
賃貸管理会社を採用していない個人の賃貸オーナーであれば、直接オーナーへクレームが来ることでしょう。
こんなとき、貸主サイドからサイドミラーを折りたたんでいないクルマの持ち主へ
「隣のクルマの持ち主からクレームが来たのでやめて欲しい」
とはストレートには言いづらいものです。
クルマの持ち主同士が鉢合わせたら気まずくさせてしまいますし、お互いに険悪な雰囲気になりクルマを傷つけあう事件にならないとも限りません。
そんな、ちょっとしたことでも気配りしたい賃貸オーナーへおすすめなのが、画像のようなチラシ(A5サイズ位)を作り、フロントガラスとワイパーで挟んでおくか、サイドミラーへ輪ゴムでくくりつけるような対応です。
分譲マンションの管理組合で提案し使ってみた結果、
「居住者同士がトラブルなくマナーを守り合うようになった」
と大好評でした。
駅トイレの張り紙を「汚すな」から「いつもきれいにお使いいただき、ありがとうございます」と変えただけで汚れが減った、というのと似ている発想かもしれません。
賃貸物件でのチラシや張り紙一つとっても、入居者同士が気持ちよく生活し、テナント同士が快適に営業してもらいたい、そんな想いを込めて制作することが大切です。
このあたりの「居住者やテナントへの広報」のノウハウは、分譲マンション管理組合で培ったものがかなり応用できます。
今後も気づいた時に広報サンプルを掲載していきます。ご期待下さい。