消防署が愛のキューピット?
こづっきです。千葉市緑区、京成千葉線沿線の特定複合建物(1階が店舗や事務所で2階以上が住宅のマンション)の建物オーナー様から防火管理者委託のご依頼をいただきました。
管轄の消防署への書面提出のための準備を進めていると、その消防署担当者様から「早めに届出をだしてくださいね」とご連絡を頂きました。消防署の方から直接連絡くることは稀です。
こちらの建物、これまで防火管理者や統括防火管理者の未選任が長かったようで、消防署から当社が外部委託をやっていることを建物オーナー様へ伝えてくださったそうです。消防署がキューピットになってくださったのですね。
なかなか難しい「千葉様式」
どうしても東京消防庁管轄の建物の仕事が多いため、他の市区町村の手続きには戸惑うことがあります。千葉市の防火管理者・統括防火管理者選任届の様式もこのケースでした。表紙は共通ですが、中身は東京消防庁の様式とはかなり違いました。
千葉市の消防局に問い合わせますと、必要な書類は次の通りした。
1)防火管理者選任届:消防計画(1条から15条。千葉市独自様式)
2)統括防火管理者選任届:全体についての消防計画(1から50条。千葉市独自様式)(別表1:構成員一覧表、別表5:予防管理表、別記;管理権原の及ぶ範囲)
3)統括防火管理者の資格を有するものである為の要件について
4)統括防火管理にかかる協議事項(別表組織構成員一覧表)
※「管理権原者連名書」でもよいが管理権原者の署名押印が必要。但し、防火管理者の氏名欄がない。提出はどちらでもよいとのことでした。
1)と2)は千葉独自様式です。千葉市のホームページに掲載されていますが、親切にもFAXで送っていただきました。
※参考:千葉市ホームページ>くらし>安全安心>火災防災>事業者>統括防火管理制度>「届出に際し必要な書類」
とにかくテナント情報が必要
これらの届出様式の記入に必要な情報の多くは「テナントに関するもの」で、事業所名、管理権原者名、防火管理者名、電話番号でした。特に消防計画のうち別表5(予防管理表)は、事業所名,用途区分、管理権原者、防火管理者(取得年月日)、入居年月日、床面積、収容人数、従業員数の記入が求められ、建物オーナー様よりも管理会社の力を借りないととても大変です。管理会社に情報共有を依頼しました。
事前に消防署のチェックを受ける
書類の準備が整で、消防署の担当者へデータを送り内容の確認をお願いしました。事前に内容チェックしてくださるので助かります。何しろ自宅ある都下から千葉の消防署まで2時間かかりますので、届出に失敗しますと往復4時間、ほぼ半日が無駄になってしまいます。
内容に了解を頂いてから消防署へ出かけ、直ぐに受付頂き、受理されました。
千葉市の消防署のO様、ご親切にありがとうございました。