防火管理者のこづっきです。東京都区部のタワーマンションで消防訓練の支援をしてきました。
当社は『統括防火管理者』ではなく『防火管理技能者』として、統括防火管理者の実務支援業務として防災訓練に携わりました。
※防火管理技能者(東京消防庁管轄 限定)の外部委託サービスはこちら
マンション築5年、地下2階、地上40階、約400戸の大規模なタワーマンションで、管理組合が防火管理に力を入れており、通常の避難訓練や通報訓練ではなく防災イベントとして実施しました。統括防火管理者である管理会社との協力が不可欠の取り組みでした。
大規模な分譲マンションの場合、法令で必要な最低限の消防訓練を実施する、というよりは『せっかくの訓練だから、一人でも多くの方に参加してもらって、体験もしてもらいたい』と、訓練を積極的に捉える管理組合が多いです。消防訓練というよりも防災イベントですね。老若男女が参加できるように企画を盛り込むのも大規模マンションならではです。
こちらのマンションでは、通常の訓練やAED体験といった訓練のほか、
・スタンプラリー(共用部各所に用意したスタンプを全部押した紙を持参すれば非常食セットをプレゼント
・消防車への乗車体験と記念写真撮影(子供向け)
・YouTube動画+プロジェクター投影による災害時の対応ノウハウ提供
といったイベントを含めました。
100名以上の居住者が参加して、色々と体験していただきました。
関心が一番高かったのは、AED体験でした。東京消防庁の方がテキパキと指導してくださり、親子で人命救助を体験した方もいました。
なにぶんにも参加者がお多くて全員が体験できなかったのが残念ですが、今後もこのようなイベント型の訓練も提案してまいりたいと思います。
このような大規模な物件では、確かに統括防火管理者だけでは訓練の実務が回らない可能性があり、私達のような防火管理技能者のお役立ちが明確になります。
ただし、イベント型の訓練は事前の準備と当日の設営や人員が必要ですので、当社の防火管理技能者外部委託サービスの料金ではできません。
多少お金をかけてでも多く方に参加してもらいたいようなお客様にはおすすめです。