家庭用消火器を錆から守りたい!
結論から申し上げます。
家庭用消火器をキレイに長持ちさせたかったら、「袋をかぶせておく」に限ります!
消火器の本体は、鉄でできています。樹脂でコーティングされていますが、中身は鉄なのです。
鉄の弱点は錆びること。錆びるともろくなります。
湿気のたまりやすい底のほうから錆び、そのうち穴が開きます。
穴が開くと、中に詰められた消火薬剤と圧縮ガスが漏れ出てしまい、使えなくなります。
ですから、消火器には袋を被せましょう。
油汚れが気になるキッチン近くの消火器
自宅用に消火器を買ったら、どこに置きますか?
よくあるパターンは、火元になりやすいキッチンの隅っこ。
賢明な奥様方は経験でご存知のことと思いますが、キッチンはかなり汚れる場所です。
しかも、リビングや寝室とは汚れかたのタチが違います。
キッチンで多いのは‥‥そう!油汚れです。
油でベトついたところにホコリがつもります。
つもったホコリに、湿気が集まります。
湿気の水分で鉄がさびます。
いったん置いたらそれっきり放置になりがちな消火器なので、知らないうちに傷んでしまうということもあります。
イザというときにきちんと働いてもらわなきゃマズいので、いつの間にか穴が開いていたなんてのは致命的なんです。
まぁ実際、家の中の消火器が、数年で穴が開くほどボロになるとは考えにくいですけどね。
しかしながら、油とホコリでベットリなのも見た目が悪いでしょう。
だからせめて、袋をかけておきましょうよ。
しかも買ったばかりのこのタイミングで。
気をつけていただきたいのは、消火器を箱から取り出すとき。
消火器をくるんでいた袋があるはずですよ。
あっ、それそれ!その袋ですよ、奥さん。
それをそのまま使ってくださいね。
脱がせた袋を、上から再びスポッとかぶせるだけ。
これで、新品のぴかぴかぶりを長持ちさせることができます。
ちゃんとした袋を被せたい!という家庭用消火器想いな貴方には
こんなやっつけ仕事みたいな袋じゃあ、うちのオシャレなインテリアにはそぐわないわ!という方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください。
メーカー製の「おしゃれな」専用カバーもありますよ。
以上、「消防設備コレクター」よっしーでした!
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