初めはひっそりと立ち上げた「防火管理者のサービス」
初めは「分譲マンションの管理組合」に特化したサービスとして立ち上げた「防火管理者の外部委託」。当社の分譲マンションコンサル用ホームページに、サービスの一つとしてひっそりと立ち上げたものでした。
それから3年半。サービスリリース時には、まさか官公庁や大手企業のデータセンターから外部委託の相談が来るとは、まったく想像もしていませんでした。
データセンターって、何?って感じでしたから。
データセンターの防火管理とは?
データセンターとは、、、Wikipediaさんによれば、
「データセンター (英: data center)とは、各種のコンピュータ(メインフレーム、ミニコンピュータ、サーバ等)やデータ通信などの装置を設置・運用することに特化した施設の総称。
データセンターの中でも、特にインターネット用のサーバや通信設備・IP電話等の設置に特化したものはインターネットデータセンター (Internet data center, iDC) と呼ばれる。
システムインテグレーターの現場では「DC」と略される場合もある(ただし単に「DC」というと一般には直流給電を指す場合が多いので要注意)。」(以上、Wikipediaさんから転載)
各社のインターネットシステムを24時間365日監視する、サーバーのお化けのようなものが集積されている場所、、、ということでしょうか。(素人でゴメンナサイ)
実際にある官公庁のデータセンター施設の防火管理者をお引き受けして、その施設に入った時「こ、これは、、、設備に一切触れてはならん!」と一層緊張したものです。
オタクが怪しいのでヒアリングに来た
先日、大手企業のデータセンター保守担当会社から、防火管理者外部委託のお問い合わせがありました。
見積もりを作成する前に秘密保持契約の締結を求められ、当社が用意したものの4倍くらい詳細の契約書にサインとして、ようやく施設の情報を提供していただき、消防署へ照会・見積作成、、、とこれまでのお客様と異なり非常に慎重なお客様です。
そして、外部委託の見積もりを提出したところ
「一度会って相談したい」
というお話しになり、もちろんOKしましたが、これまで防火管理者のお仕事でわざわざ会社まで来てくださるお客様はほとんどいなかったので、「会社のリサーチかな」くらいでお迎えしました。
そして当日。
担当者2名がお見えになり、こういうのです。
「大変いいづらいのですが、、、御社が『怪しい』ので、一度会って確かめようと」
え~~~~~~~~っ
怪しいって(汗)
詳しくお話しを伺うと、こんな感じでした。
- 現在、データセンターに防火管理者は選任されている(お見えになったうちの一人が防火管理者になっている)のだが、実態としてデータセンター施設にほとんど行っておらず、管轄の消防署から査察が入り、指摘が上がっている。
- この『名義貸し状態』を放置すると火災リスクや法令違反リスクが高いと認識していて怖い
- データセンター施設の建物や設備保守の会社に防火管理者になってもらえるよう相談したが『防火管理者だけはムリ』と断られた
- そこできちんと防火管理業務を行う会社を探していた
ふむふむ、、、ここまで聴く限り、防火管理を外注しようとする動機としては、これまで受託した150件のお客様とほとんど一緒です。
当社が『怪しい』と思われたのは、この次です。
- インターネットで防火管理者を引き受けてくれそうな会社を探したが、当社しか見当たらない
- いろんなキーワードで検索したのだが、ほとんど当社のサイトに行き着いてしまう
- サイト上で競合する会社が見当たらないのに違和感を持った
- 見積もりがかなりお値打ちで、これもまた却って不安だ
思わずクスッと笑ってしまいました。
なるほど!これは怪しい!!!!!
当社の防火管理が怪しくない理由を解説
そこで、私と、同席した担当者とで一つずつ、次のように回答したのでした。
●インターネットで防火管理者を引き受けとくれそうな会社を探したが、当社しかいない
→いますいます!googleやYahoo!で検索すれば、5~6社は出てきます!!(うち4社ほどは当社のホームページからの模倣で中身がなさそうですが、、、)
●いろんなキーワードで検索したのだが、ほとんど当社のサイトに行き着いてしまう
→私がこの防火管理者に特化したブログをコツコツ書いているので、結果的に行き着いてしまうのでしょうか?(これは想像です)
※実際に担当者が防火管理に関する情報をネットサーフィンで検索すると、やはりこのブログが出てくることが多い、と(笑)
●サイト上で競合する会社が見当たらないのに違和感を持った
→理由は2つあって、一つは「防火管理者の選任を外注するほとんどのケースは、不動産業者や建物管理会社が『無料』または『ほぼタダみたいな金額で』引き受けている」事が原因で、自社の独自サービスというよりは「エレベーター点検や館内清掃・各種設備保守のついでに名義貸し状態で提供」しているため、表に出てこないと考えられます
●見積もりがかなりお値打ちで、これもまた却って不安だ
→不安だと言われても、、、これでもちゃんと消防訓練はキッチリ履行しますし、日常点検は最低月1回は必須で行っていますし、、、薄利多売で大変ですが、頑張っています!
あと、実際にある官公庁のデータセンターの防火管理実績があることや、今回のデータセンターの地域を管轄する消防署へ照会し、当社による外部委託が可能であることの報告もしました。やはり「実態のある防火管理の履行」が条件です。
ね!だから怪しくないでしょ!!!!!
二人の担当者もだいぶ安心されたようで、具体的な協議に入ることとなりました。
ありがとうございます。
代表(私)は確かに怪しい?ですが、会社は怪しくありませんし、とにかく当社の防火管理者サービスは、
・日常点検・消防訓練スタッフが法令遵守でキッチリと保守をしている(本当に頼れる仲間です。)
・内勤スタッフが管轄の消防署へこまめに連絡し、消防計画の作成や査察立ち会い、消防訓練の届け出など法令をキッチリ遵守している
と、自信をもってサービスを提供できています。
データセンター関係者の皆さん、ぜひ防火管理業務は当社にお任せを!!