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タワマンの防火管理は、体力勝負と「指差し確認」

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タワーマンションの防火点検は筋肉痛・膝笑いとの戦い

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万歩計を付けて歩けば良かった。
階段を登ると筋肉痛、階段を降りると膝が笑う。
とにかくキツイ!

東京・港区のとあるタワーマンションの管理組合より、防火管理者+統括防火管理者の仕事をお引き受けしました。
防火管理引き継ぎマニュアル作成と、特殊設備の確認を兼ねて、初回の巡回点検は社員で行いました。

その時の「体の悲鳴」が、上記のコメントです。
たっぷり3時間の点検です。写真を取り過ぎてスマートフォンの電池が50%減りました。
管理員や警備員がマンションの現場を守るご苦労が改めてわかります。

そんな超高層マンションの巡回点検を通じて、学んだことがあります。

タワーマンションの点検で気付く「ルーティンの怖さ」

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タワーマンションは、基本的に下階から最上階まで、共用部分の形が同じです。共用廊下・エレベーターホール・電灯・建具、そして消防設備。

40階も30階も20階も、廊下を歩いていて、階数の違いを感じることはほとんどありません。しかも内廊下(室内廊下)のタワーマンションでは、外の景色もありません。「今、自分は何階を歩いているのか」が、階数表示のプレートや各部屋の玄関プレートを見なければわかりません。

防火管理者として、廊下を歩いて消防設備をチェックをし、これまた変化のない非常階段を降りて、ほとんど変化のない廊下を歩いて設備をチェックする。

段々と感覚が麻痺してくるのです。
点検しているつもりでも、景色になってしまって不具合を見逃してしまいそうになるのです。

同じことの繰り返し、ルーティンの怖さを、点検途中でハッと感じました。

その瞬間から実践したのが「指差し確認」です。

指差し確認はポーズでなく「点検の基本」

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鉄道の運転手や車掌・ホームの駅員が列車や設備などを指差しながら「◯◯ヨシっ」とやっているのを見て、「何の意味があるのかな」と思っていました。
物心ついた頃から、ずっと。

でも、指差し確認は「基本を忘れない」「抜け漏れをなくす」ための基本動作であることが、タワーマンションの点検中にわかりました。

わかった瞬間から、消火器・ランプ・誘導灯・玄関先を見ながら「ヨシ、ヨシ」と、指を指しながら歩くようになり、集中力が回復して、抜け漏れない点検ができたばかりか、ちょっとした不具合を見つけることができました。

外国の鉄道の運転手が指差し確認しているかどうかは知りませんが、少なくとも日本の鉄道会社は、実に基本に忠実であることがわかりました。鉄道に限らず、私たちの見えないところで無数に行われている「指差し確認」が現場の安全を支えているのかもしれません。

「筋肉痛・膝笑い」以上に、基本を学べた心地よさが残った、超高層マンションの防火管理点検でしたね。

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