火災感知器の点検に時間がかかる時 | マンション・ビルの統括防火管理者外部委託やテナント防火管理者支援_メルすみごこち事務所

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消防設備コレクターが教える、消火にまつわる消化のいい話

火災感知器の点検に時間がかかる時

2016年10月29日

手際の悪い消防設備点検?

消防設備点検であなたのマンション(お部屋)にやってきた作業員の手際が良いか悪いか、気になったことがありますか?

室内に入って、サッサと作業していたかと思えば、急にモタモタしはじめて、
「やけに時間がかかってる‥‥この人、大丈夫?」
って心配したことありませんか?

それは、決して点検の技量が足りないからではないのです!
作業によって、サッサと終わるものとモタつくものがあるのです。

火災感知器を点検するときに、サッサとモタモタが

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例えば室内の天井に設置された火災感知器を検査するとき。
部屋の数だけサッサと点検していきます。
ところが、場所によっては点検に時間がかかることがあります。

それは多くのマンションでは「台所」「洗面所」「押入れの中」にある火災報知器を点検する時が多いです。

寝室並みにプライベート色の高い場所である、台所と洗面所、そして押入れの中。
火災報知器の点検にモタモタと時間がかかるのは、こちらとしても心苦しい。気まずい。
好きでここに長くとどまっているわけじゃないんですよと、家の人に言いたいぐらいです。

では、なぜ台所と洗面所、押し入れの中は時間がかかるのか?
それは、設置されている火災感知器の種類によって、点検時間に差が出るためです。

マンション室内の火災感知器は「差動式」と「定温式」の2つ

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火災感知器は、火災をいち早く発見して、室内で大きなアラームを鳴らすことと、共用廊下や管理事務室内の自動火災報知機(警報版ですね)へ警報を発するための装置です。他の居住者へ火事を知らせるためのスイッチといえます。

火災感知器にはいろんな種類がありますが、マンションのような集合住宅でよく見かけるのは「差動式火災感知器」「定温式火災感知器」の2種類です。

そしてこの2つの火災感知器、見た目も少し違いますが、火災を感知する仕組みがちがうのです。

つるっと可愛くサッサと点検「差動式火災感知器」

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差動式火災感知器は、写真のようにつるっと可愛い感じの外観です。
「差動」つまり「差で動く」→「(急な)温度差(上昇)で鳴動する」感知器、それが差動式火災感知器です。

差動式火災感知器は、急な温度の変化で反応します。例えば、リビングや寝室などの部屋では、エアコンやストーブ等を使っての温度上昇や小さなボヤ程度では感知しませんが、大きな炎となって天井に設置された感知器周辺が急激に熱くなったときに鳴動します。

マンション室内での火災感知器の検査では、熱を持った試験機を棒に付けて、天井についている感知器本体に当てて(被せて)、人工的に感知器へ熱を加え、火災と似た状況を作り出しています。

差動式火災感知器は、試験機を当てるとすぐに反応して鳴動くれるので、サッサと確認が終わり、ラクチンです。

ゴツっといかつくモタモタ点検「定温式火災感知器」

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定温式火災感知器は、写真のようにゴツっとしていていかにも設備っぽく、浴室や洗面台の排水口に設置された蓋?ヘアーキャッチャー?のような外観の感知器です。

「定温」つまり「一定の温度以上になったときに反応する」感知器、それが定温式火災感知器です。

料理で火を使い温度が上がりがちの台所に、急な温度の変化で反応する差動式火災感知器をつけてしまったら、料理のたびに誤作動してしまう可能性が高くなります。

定温式の火災感知器は高温にならないと反応しません。
試験機を当ててすぐに鳴動することはなく、しばらく待ってないと反応しないのです。
だから時間がかかる。

リビングや寝室をサッサと試験していた作業員が、急にモタモタし始める理由はこれです。
台所と洗面、押入れには定温式火災感知器がついているので、時間がかかるのです。

ときおり、消防設備点検にお邪魔する我々作業員についてきて、点検作業を観察する方がいます。好奇心旺盛ですね。

時間がかかるって言っても10秒が30~60秒になるくらいのものなのですが、実際にやってると長く感じるものです。

試験棒を天井の定温式火災感知器に当ててモタつきはじめると、「故障しるんですかねぇ」なんて心配して声をかけてくれたりします。そんな話題が出たらしめたもの。

「この感知器は反応に時間がかかるタイプなんですよ」って説明ができ、コミュニケーションが取れるわけです。

以上、消防設備コレクターのよっしーでした!

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