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管理会社が防火管理者を名義貸しした最悪のケース

2016年01月12日
管理会社が防火管理者を引き受けるリスク

1月8日のロイター通信によると、兵庫県神戸市の賃貸マンションで昨年1月に火災が発生し死傷者がでた事故で、最終的に、建物管理を請け負っていた管理会社の社長等に刑事罰が下される可能性が高くなりました。
(下のほうにニュース記事を転載しています。)

建物オーナーから防火管理者や統括防火管理者を名義貸しで引き受けたり、消防設備点検を含めた建物管理全般を請け負うことで「実質的な防火管理者」とみなされることで、万が一の事故発生時に「普段から適切な防火管理をしてこなかった管理会社」と罪に問われるわけです。

実は、建物管理業界の実態として、管理会社がオーナーから建物管理全体を受託するときの条件に「防火管理者業務」も含まれることがかなりありました。
管理会社は「建物管理の仕事を受注するために、防火管理もついでに引き受けるしかない」と、社員に防火管理者の資格を取らせ、その建物の防火管理者へと選任させる、ということはそれほど珍しいケースではありません。名義貸し状態を承知で社員に就任させるなんて、、、ひところ前まではこれが当たり前でした。

なぜなら、防火管理者が名義貸しでもすぐに罰せられることはなく、実態が伴っていなくても火災事故が起こらない限りはリスクが見えないからです。

しかし、過去のブログ記事(下記参照)にも書いたとおり、今後はコンプライアンス遵守の意識の高い管理会社の多くが、管理物件である建物の防火管理者や統括防火管理者を名義貸し状態を知りながら引き受けることをリスクと理解し、無責任な防火管理者への就任を辞退し始めています。

管理会社は、建物管理の仕事が欲しいがために防火管理を安請け合いすることで、最悪の結果を招くリスクを抱え込んでいる、ということを、このニュースから学んで頂きたいです。
また、建物オーナーにとっても、実態のない防火管理者へ業務を丸投げしても責任はついてまわることを理解しておくべきです。

もし、建物オーナーが責任をもって適切な防火管理を継続したいなら、「日常の防火管理を適切に実行できる我々のような業者に防火管理者を委託するか、実態の伴った防火管理を行ってくれる管理会社へ依頼するか、オーナーが自ら防火管理者として責任ある防火管理に務める」という選択肢から選ぶことになるでしょう。

過去ブログ記事「不動産・賃貸管理会社が防火管理者を断る、本当の理由」(2015年04月25日)

※参考
^^^以下、ロイター通信WEBから転載^^^^^^^

 神戸市長田区の集合住宅で昨年1月、住人3人が死亡した火災で、兵庫県警は火災報知機が作動しなかったとして、業務上過失致死の疑いで住宅の管理会社「恒和殖産」(大阪市福島区)の男性社長(61)を、過失致死容疑で火災報知機の電源を切った1階に住む男性(56)を、それぞれ8日に書類送検する方針を固めたことが分かった。捜査関係者が7日明らかにした。
 捜査関係者によると、男性社長は実質的な防火管理者だったのに、昨年1月20日朝に神戸市長田区重池町1丁目の「コート上沢」3階から出火した際、報知機が鳴らない不備から、住人らを一酸化炭素(CO)中毒で死なせた疑いがある。

^^^1年前の毎日新聞WEBから転載 ^^^^^^^^^

神戸・長田の集合住宅火災 「警報器鳴らなかった」 避難住人ら証言 /兵庫
 神戸市長田区重池町1の集合住宅「コート上沢」(鉄骨3階建て)で20日、3人が死亡した火災で、避難した複数の住人が毎日新聞の取材に「火災警報器が鳴らなかった」と証言した。集合住宅には、全ての居室に煙を感知する設備があり、2012年の点検で異常はなかったという。県警や長田消防署が原因を調べている。
 県警や関係者によると、20日午前6時5分ごろに3階の一室から出火したとみられ、この部屋が全焼し、隣の部屋と廊下を合わせ計19平方メートルを焼いた。3階の住人3人が死亡し、1人が煙を吸って軽症。住宅には一室約10平方メートルの個人居室が計50室あり、30〜35人が入居しているという。
 長田消防署によると、各居室と1〜3階の廊下に、熱や煙を感知してベルが鳴る自動火災報知設備が設置されている。設備は2012年に、住宅を所有する大阪市の不動産会社が点検し、「異常なし」とする結果が同6月に提出されていた。
 しかし、3階に住むパートの男性(53)は取材に「警報器のベルは一切鳴らなかった」と証言した。過去に数回あったぼや騒ぎでは、ベルがけたたましく鳴ったことをよく覚えているという。
 火元とみられる部屋の向かいに住む無職の男性(64)も「ちょっとしたぼやでも鳴っていたのに、これほどの煙を感知しないはずがない。寝ていた人が多く、ベルが鳴っていればもっと早く避難できたはず」と話した。
 男性は出火当時、朝食の準備中で、玄関ドアのすき間から入ってきた煙で気がついたという。「ドアを開けたが煙で何も見えず、すぐ近くの非常扉が分からなかった。何とか窓から救助してもらえた」と振り返った。

^^^ここまで^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

※過去ブログ「防火管理者の兼務と名義貸しリスク」(2016年1月8日)

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